女性の体温は下がっている!原因と対策。

現代の10代~50代の女性の最低基礎体温の平均は36.02℃で、1972年に報告された研究報告よりも0.32℃下がっています。(参考:Woman Conditioning Multi Support project)

 

冷えの原因:

  • 熱を作り出せない
  • 血行(体の血の巡り)が悪い
  • 自律神経の乱れ

が考えられます。

体温を維持する熱は、食事から摂った栄養で熱が発生し、1日にできる熱量の約6割は筋肉で作られます。そのため筋肉量が少ないと熱を作り出しにくい体になります。十分な栄養を摂り、筋肉を動かすことが大切です。

 

血行を良くすることは冷え対策に重要です。運動不足で体を動かさずにいると、血の巡りが悪くなり体内で発生した熱を、血液によって全身に運べません。

下半身の血流は、「第二の心臓」とも呼ばれている、ふくらはぎの筋肉が収縮することで促されます。しかし、座ったまま、立ったままの姿勢を長時間続けると、ふくらはぎの筋肉を使わないので下半身の血行が悪くなり、むくみの原因となります。血液を効率よく循環させるためにはふくらはぎを動かすことが重要です。

また、ストレスが強く夜になっても昼間のストレスを感じ続けるような緊張感から交感神経が常に優位になり血管が収縮し、末梢の血管まで血液が届かずに冷えを招きます。夜はリラックスをして副交感神経を高めて指先・足の先の末梢血管に血液を巡らしましょう。そうすると手足が温まり、脳体温を下げ良質な睡眠をとることができます。

さいごに・・・・健康な目では約100万本の神経線維が集まって、目と脳をつないでいます。網膜・視神経への血流を促進することは目の健康にとても必要です。

パソコンで長時間作業、細かい文字を見続けたりすると、網膜や視神経の血行不良になり、眼精疲労、肩こり、頭痛、さらには緑内障などの原因となります。目をホットタオルなどで温めることをおススメします。