2020/05/07
体に脂肪を付けにくくする習慣!
テレワークや外出自粛が続き、だらだらとした生活習慣を送ったりしていませんか?
体を動かさない夜型生活は、体に脂肪が付きやすい生活になりがちです。
テレワークに移行して体重が増えたか否かを聞いた結果は下のグラフで表しています。
(東京都と大阪府に住む20~79歳の男女350人対象 2020年4月調べ、会社員(正社員・契約社員・派遣社員)、公務員(教職員を除く)、パート・アルバイトとして働く人へアンケートを実施)
そこで、食べる時間帯を工夫しながら体重管理をしていくことが大切ではないでしょうか。
私たちの体にはBMAL1(ビーマルワン)という、体内時計を調節するたんぱく質があります。これは体のあらゆる細胞の中に存在し、脂肪を蓄積する作用を備えていて、特に夜は朝までの飢餓状態に備えて脂肪合成しています。
(下の図参照)ビーマルワンが一番多く発生しているのが夜10時から深夜の2時頃、逆に減っているのが昼過ぎの2時前後ということが分かります。
という事は、この午後2時前後は比較的たくさん食べても脂肪になりにくく、逆に夜遅くに大量の食事をするとそれらが脂肪になりやすいということが分かります。
上昇した血糖値が下がるのは食後約2時間後ですので、できればBMAL1がピークに達する22時の2時間前、つまり20時までには食事は済ませておくことで、脂肪の蓄積を妨げます。
これは質の良い睡眠のためにもとても重要な習慣です。
また、オレキシンにも脂肪の蓄積は関係しています。
オレキシンは覚醒時に活性化され、睡眠時には抑制される神経伝達物質で、視床下部で作られます。
夜、食事したあとすぐに寝ると、オレキシンが活性化されないので、結果的に筋肉での糖の利用が抑制され、脂肪がつきやすくなります。寝る前に食べると太るのはオレキシンが関係していたのです。
だらだら夜型生活で夕食は遅く摂る・食べた後すぐ寝ている人、夕食は早めに済ませてみてはいかがですか?『脂肪を増やさない』『睡眠の質向上』のための大事な生活習慣です。